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基材に防眩性や防汚性など様々な機能を加える「機能性コート剤」で
高付加価値製品への協業を可能にする。株式会社トクシキ

2017.08.09

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学ぶべきポイント

  • 自社の基盤技術を融合して新製品開発へと向かう
  • 時代のニーズに対応するマーケティング力

「樹脂合成もできる分散加工メーカー」として、機能性インキや塗料・樹脂を製造している株式会社トクシキ。同社が提供する機能性コーティング剤は、基材に防眩性や防汚性などさまざまな機能を付与する塗料。

「合成」「微粒子分散」「配合」の3つの技術を融合し、自己修復塗料、AGコート剤、防汚コートなど、プラスチックなどの表面に特徴ある機能を加えることができる。小型機から量産機まで各サイズの製造器を揃えているため、少量から量産まで多様な顧客ニーズに応えた製品製造も可能だ。

中でも自己修復塗料は特徴的な製品と言える。これは、ゴム様の弾性と滑性により浅い傷や擦り傷の修復を行うもの。特徴として塗膜に柔軟性がある為、クラックや割れが生じやすい部位のトップコートに最適とされ、スマートフォンのカバー、家電の筐体に使用されている。

得意分野を生かした拡大戦略

もともと同社は、アクリル樹脂、紫外線硬化型樹脂の合成を得意としているため、ハードコート、汚染防止などの塗料設計に強みを持つ。創業以来培ってきた顔料分散技術により、各種機能性フィラー等をナノサイズまで分散し安定化する技術も有している。この2つのコア技術を融合させることで、材料の特性を活かした機能性コート剤の開発を可能にしている。

さらに、高解像度ディスプレイの視認性や美観を損ねるギラツキを抑えたAG(アンチグレア、防眩)コート剤も、同社の技術を象徴する製品。シリカ、フィラーの分散技術を駆使し、通常のつや消し塗料より分散度をあげ(粒度を細かくし)光学特性を調整した。既にスマートフォンやパソコンのフィルム、また自動車の内装材として豊富な導入実績を誇っている。

これら時代の要請に応える製品開発の基盤技術を存分に生かしながら次々と生み出す背景には、同社のマーケンティング感覚が生きていると言えるだろう。

  • 基材にコーティングなどの技術を駆使して高い付加価値を生み出す(株)トクシキ。
  • 現在同社が推進する自己修復塗料などは、日用品など生活系への応用も容易だ。
  • また少量生産などへの対応力も見逃せない。

企業情報

株式会社トクシキ

当社は機能性インキ及び塗料・樹脂を製造している化学品の中間財メーカーです。「合成」「微粒子分散」「配合」の3つの技術を融合し「樹脂合成もできる分散加工メーカー」として常に市場のニーズを捉え、付加価値の高い製品を提供しています。

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