BreakThrough 企業インタビュー

新価値は現場からも生まれる
時代のニーズに応える“現場対応コンクリート品質管理システム”が世界への扉になるか?アルボルデマンサナ株式会社

2017.08.08

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summary

  • 現場での問題解決に“新価値の芽”がある
  • 世界マーケットへの視点を忘れない
  • ITの応用を常に考える

現場発想という基本からの出発

大規模工事でのコンクリートは通常、工場内で練られミキサー車で現場まで運ばれるのが一般的だ。一方で、小規模工事、改修工事、さらに離島などでの工事の際にミキサー車を現場まで入れることが難しいケースが多い。そのため“現場練り”という少量のコンクリートを現場で作る必要が生まれる。 だが現場練りには“勘”に頼る部分が大きく、これといった規定もなく、品質を証明することが難しい。そんな現場の声に応えるべく開発されたのが「DMC system(どこでもコンクリート)」だ。

品質管理とトレーサビリティの両立

DMC systemは現場練りができる車載式小型コンクリートプラント+コンクリート品質管理アプリをセットにしたもの。現場練りで少量コンクリートを作る際、配合などを数値化しアプリに転送。登録者は場所を問わずにコンクリートの品質を常時管理できる。ゼネコンなどの担当者は現場に足を運ばなくてもコンクリートの状態を管理でき、工数の軽減と同時にトレーサビリティに関しても万全の体制を取れるのだ。 コンクリートプラントは2tトラックに搭載でき、オフィスビルなどの夜間工事、僻地でも高品質なコンクリートの現場練りを実現できる。

発展著しいミャンマーを始め、時代のニーズに対応する柔軟な姿勢

今まさに高度成長経済の真っ只中にあるミャンマー。
そこへ視察に出掛けた同社幹部は「ミャンマーはこれからインフラが発展する段階。ただコンクリート工場が少なく、品質基準も確立されていません。そのため非常に可能性の高いマーケットだと考えています」と語る。 その言葉通り、昨年出展したミャンマーでの展示会でも、多くのミャンマー人から「購入を希望!」「日本の現地責任者からも速やかに輸出を!」という声があがっている。

官公庁からニッチマーケットまで長寿命化に対応

海外への積極的な取り組みだけでなく、国内マーケットでもDMC systemへの期待値は高い。 地下鉄の補修、砂防工事、駅の電柱補修など、従来大型ミキサーが入れなかった場所での施工でもDMC systemは問題なく活躍できる。また国内では高度成長期に建設された建物の老朽化が問題となっているが、ここでも改修工事時の現場練りコンクリートが必須となり、DMC systemの登場機会が激増するとされている。 これら社会インフラ関係、大規模工事でのニーズだけでなく、様々なニッチ分野(狭小地、高地など)での長寿命化要求にも応えられる。あるいは特種配合(超速硬、軽量、重量、その他特殊材)の製造が可能なため、建築関係以外での要求にも応えられる。 それらすべての現場から、品質証明(トレーサビリティ)を可視化した携帯アプリを利用することで、単なる便利以上の価値を生み出していると言えるだろう。

現場の声に応える形で誕生した新価値=DMC system。ただ、その価値をより高いものにしているのは、アプリというITの導入に他ならないだろう。
現場が離れていてもクオリティコントロールできるITの活用は、今後あらゆる分野で必須となる。

企業情報

アルボルデマンサナ株式会社

「DMCSystem」は、従来品質基準の無かった現場練りコンクリートに対し、トレーサビリティを担保することで品質証明を可能にした革新的なシステムです。中型車に搭載できる小型化も拘った部分で、ビル地下や道路・軌道等狭小地でのインフラ補修、プラントを建設できない僻地等、様々な現場のニーズに応えします。

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