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二重殻の構造でオイルや水の漏洩を防止し、漏洩時は該当箇所をピンポイントで把握する「漏洩検知装置付き樹脂二重殻構造」 株式会社サンフロイント

2019.03.05

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二重殻配管。配管を二重化することで、オイル等の漏洩リスクを大幅に減少

学ぶべきポイント

  • 危険物漏洩による土壌汚染や環境汚染の防止に貢献
  • 定期点検が不要になるため、コストや人件費削減に寄与

現在、世界規模で環境破壊と温暖化が進んでいる。こうした状況もあり、各地で発生している老朽化した危険物貯蔵施設等での漏洩事故は、土壌汚染による環境破壊のケースとして、深刻な社会問題と捉えられている。
それに伴い、法律面でも地下貯蔵タンクに関する消防法が改正され、漏洩防止措置が義務付けられるようになった。行政も、給油施設における土壌汚染環境保全対策事業について、一部補助金を負担する等の積極的な対策を講じている。
土壌保全対策は、今後いっそう官民一体で解決すべき課題だ。しかしながら、ガソリンスタンド等の危険物を取り扱う施設では近年、慢性的な人手不足が悩みとなっているのが現状だ。こうした背景から、石油会社や施設管理関係の企業では、人員に頼ることなく漏洩等による環境汚染を防止する機器のニーズが求められている。

こうした問題に真っ向から取り組み、ニーズに対応した製品開発しているのが、株式会社サンフロイントだ。危険物貯蔵施設所有者が安心して事業を推進できるように、地下タンク、配管を中心に危険物漏洩防止対策の関連製品を数多く開発している。

そして同社が開発する製品の中でも、とりわけ石油会社から高い評価を得ているのがタンクや配管の「漏洩検知装置付き樹脂二重殻構造」だ。
タンクや配管を二重化させることで、オイル等の漏洩リスクを飛躍的に減少させ、さらに、二重殻の間隙にセンサーを組み込むことで漏洩の発生を検知する仕組みだ。

二重殻配管の本管と外殻管の隙間にセンサーを組み込んだ構造。配管の全域にセンサーを配置しているため、漏洩箇所をピンポイントで検知できる

この「漏洩検知装置付き樹脂二重殻構造」は、全国危険物安全協会の性能評価により常時監視設備の認定を取得している。そのため、地下埋設配管の定期的な点検(年一回、法令で義務付けられている)が不要となる。定期点検は通常、専門業者への依頼を要することから、メンテナンスコストの削減が期待できる。
また、ネットワークを使っての常時監視・管理が可能となるため、漏洩事故発生時の即時対応や、監視・管理のための人件費が低減できるなどのメリットがあるのだ。

同社の押切昭浩氏曰く、「漏洩を感知する製品は他にもありますが、漏洩検知センサーにより、オイルや水の漏洩箇所をピンポイントで把握できるのは、『漏洩検知装置付き樹脂二重殻構造』だけです。」
国内はもちろん、世界にも類を見ない技術といえる。この独自の技術により、配管すべてを検査する必要がなく、漏洩した場合も配管の引き替えが部分的な処置で済み、工事日数も短縮できる。そのためメンテナンス費用の大幅な削減が可能になるのだ。

この独自の技術が注目され、現在は石油会社の他にも興味を示す企業があるという。今後は、資材販売会社や工事業者及び設計事務所や配水管や空調関係の分野にも販路を広げていきたいとのこと。「漏洩検知装置付き樹脂二重殻構造」は特許を取得しているが、この技術を使って欧米の配管メーカーとの共同開発の話も出ており、さらなる進展が期待されている。
日本での課題解決から生まれたこの技術が、世界各地に広まっていくことが期待される。

取材日:2019年2月12日

 

企業情報

株式会社サンフロイント

当社では危険物貯蔵施設所有者の皆様が安心して事業ができますよう地下タンク、配管を中心に危険物漏洩防止対策の関連商品を充実させており、長年の豊かな経験と確かな技術で少しでも皆様のお役に立ちたいと願っております。

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