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あらゆる企業の「こんな台車が欲しかった!」を実現株式会社ティグ水口

2020.04.16

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用途に応じて形状を変えられるだけでなく、積み重ねて収納することもできる

製品名=万能運搬作業台車「worgon」

利用シーンに即した台車をオーダーメイドで提供

あらゆる企業に常備されていると言っても過言ではない台車。だが、その千差万別なニーズと比較すると、ラインナップが充実しているとは言い難いのが現状だ。

株式会社ティグ水口は、ユーザーが希望するサイズなどの要望に細かく応えた万能運搬作業台車「worgon」(ワーゴン)を1台からオーダーメイドで製作する。その基本性能も非常に高く、フレーム本体はアルミの溶接構造であるため、強さと軽さを両立。静止許容荷重は、4輪構造で1,000kg、6輪構造で1,200kgに対応している。また、取手を付けた状態と積み重ねた状態、天板部をフラットにした状態と用途に応じて3種類の形状に変更できるほか、取手を本体側面に収納でき、積み重ねた状態での保管も可能にするなど、構造面を工夫して特許を取得。さらに天板の材質やキャスターは選択可能で、メンテナンス性も高く、台車の4角に装着したクッションゴムにより安全面にも配慮した製品となっている。

自社にとって使いやすい台車づくりが発端

創業時からTIG(ティグ)溶接に特化し40年に迫る同社。主要業務で培ったノウハウや技術力を生かし、これまでにも扱いやすくて多機能など社内の多様なニーズを満たした台車を自社向けに数多く製作してきたという。このようなニーズが他社にもあるのではないかと考えたのが同製品開発のきっかけだ。

開発に際しては、本体のアルミ材の形状や積み重ねを可能とする形状の実現に苦労したものの、何台も試作を重ねながら同社の行動指針の一つである「創意工夫」でそれらを乗り越え、2015年に完成。以来、2019年までに約150台を出荷しており、ユーザーからは「不要時に積み重ねができる構造が特に魅力」といった声も寄せられている。

活躍の舞台はあらゆる業種に広がる

これまでには主に製造業の作業現場や倉庫業務などに導入されるケースが多く、すでにリピーターも現れているという同製品。サイズや機能をカスタマイズできるうえ、1台からのオーダーも可能な台車が活躍する舞台は、今後さらに広がっていきそうだ。

「ロボットではできないモノづくりのプロ集団」として、少量・一品モノの製作をメインに、付加価値の高い製品の提供を目指す同社。そのこだわり抜かれた製品とのコラボレーションで、新価値を創出する企業が現れる可能性は決して小さくないだろう。

取材日:2020年1月29日

 

企業情報

株式会社ティグ水口

現会長が個人事業として創業し、1992年に滋賀県甲賀市で(有)ティグ水口設立。2002年、株式会社に改組。社員20余名の多くがティグ溶接の資格を所持。非鉄金属(アルミ、ステンレス)の溶接加工を主な事業とし、自社製品「worgon」の製造・販売も手がける。常に全員で目的を共有し、最善のチームワークと創意工夫で仕事の「スピード」と「質」と「達成感」を追求。

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