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「SRX」なら簡単でストレスのないロック&リリースが可能に株式会社TOK

2019.11.12

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ワンプッシュで簡単に取り付け・取り外しができる「SRX」

製品名=「SRX(エスアールテン)」

誰でも簡単に操作できる着脱装置で省力化を実現

日用品でも工業用機械でも医療用器具でも、世の中にある製品の多くは、部材と部材がつながることによって成り立っている。株式会社TOKが開発した着脱装置「SRX」は、この部材同士をつなぐということを、より簡単かつ確実に行えるようにした着脱装置だ。特別な工具も位置合わせも不要で、片手で軽くワンプッシュするだけで二つの部材がロック(締結)する。締結した後の一方の部材は、回転させることも可能。リリース(分離)させる時はもうワンプッシュするだけと、年齢や性別を問わず老若男女誰でも簡単に扱うことができる。

「SRX」で締結した部材の許容荷重は、押し込み方向で10kg、引き抜き方向で5kg。また10kgまでのものならぶら下げることもできる。耐久可能な着脱回数は5万回をクリア。こうした操作の手軽さと耐久力により、住宅設備や家電製品、医療・介護用品などさまざまな分野に活用可能。業務の省力化や効率化を推し進めたい多くの業界や場面への転用が期待される。

「これまでにない“動き”を」求めるニーズと向き合う

「SRX」の操作性を実現しているのは、内蔵された同社オリジナルの着脱機構だ。利用者の「押す力」によってシャフト①部分に加えられた垂直方向の動きを、リニアコア②とステーショナリーコア③が回転方向の動きに変換。これによりロータリーコア④を回転させるとともに、スライダー⑤の動きを制御することで、締結・分離を可能にしている。

開発にあたっては、医療現場の手すりや車椅子のヘッドレスト、製造現場における各種機械の部品、ロボットアームのエンドエフェクタ部分など、多くの業界やシーンに広がる「工具を使わずに簡単に締結・分離できるようにしたい」というニーズを知ったことがきっかけとなった。

「これまでにない“動き”を」を経営理念とする同社は、まず理想的な動作と操作方法を設定して構想設計をスタート。試作の設計、検証、デザインレビューを繰り返しながら最適な機械要素の組み合わせ方にたどり着き、その後、量産設計、妥当性確認、有害性評価などを行った上で商品化した。外観デザインは、デザイン会社(株式会社TIDS)に委託するなど、商品価値を高めるために細部までこだわったという。

機械などの動力を伝達する回転軸

今後は顧客要望に合わせたカスタマイズ品も検討

「SRX」は現在、スタンダード品の販売活動を進めており、家具や遊技機、医療機器、サニタリー分野からの引き合いに対応している。導入の相談を受けた場合、まずは同製品を搭載する物品の使用方法や必要数量、納入仕様、納期などを確認してから対応を検討するという流れ。今後は、長さを変える、外周に歯車を設ける、帯電防止を図るなど、顧客の要求に応えたカスタマイズ品の販売も視野に入れ、「SRX」をさらに進化させるべく研究を続けている。

取材日:2019年7月1日

 

企業情報

株式会社TOK

1938年の創立以来、得意とする回転、緩衝、動力遮断、伝達、速度制御技術を複合し、世の中に無くてはならない製品≒“TOKでしか創ることのできない”製品の提供を継続。“魅力ある持続的成長企業TOKになる”というビジョンを掲げて事業を展開中。製造面では、零人化や働きがいアップのための施策、健康経営の継続などにも取り組む。

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