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平時から災害時まで幅広く活躍
自然保護地域にも設置可能な循環型トイレ光建設株式会社

2017.12.21

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水道・電気・排水が不要なゼロ・エミッション対応の循環型トイレ「ソフィール(地上設置型)※仮称」

学ぶべきポイント

  • 理念を持って環境問題へ取り組む姿勢

  • グローバル目線で水洗トイレの衛生・環境問題を提起

建築土木・リフォーム・設計などをメインに、沖縄県で事業を展開している光建設株式会社。同社が新たな事業としてスタートさせたのが、環境にやさしい汚水処理システム「土壌微生物膜合併処理浄化槽 ソフィール(以下ソフィール)」の開発だ。

「ソフィール」は、同社が国土交通省をはじめとする公的機関と研究を重ね、環境負荷の少ない省エネ高度浄化システムとして開発された浄化槽。日常生活から排出される汚水とトイレの排水を処理する一般的な「嫌気ろ床接触ばっ気方式」の浄化槽とは異なり、独自の土壌微生物処理方式を採用。加えて、従来の浄化槽と比べ1/10以上の省エネ稼働により、太陽光発電と組み合わせることで自立稼働が可能となっている。さらに、高度処理される汚水処理水はトイレ洗浄水としても循環利用できるため、「廃棄物」や「CO2」を排出しないゼロ・エミッション稼働が可能となっている。

同事業は「豊かな自然が重要な観光資源となっている沖縄県において、高度な環境技術を創造し、沖縄の環境保全や観光産業への寄与」という同社の理念に沿って環境活動を行うなかで、他社の技術協力を得て、上水道・下水道・電気といったインフラ不要で稼働できる浄化槽を開発したことをきっかけにはじまった。現在「ソフィール」は埋設型と地上設置型の2種類が展開されており、埋設型の「ソフィール」はすでに岡山県備前市の国立公園夕立受山展望所や秋田県藤里町の世界遺産白神山地など約160ヵ所で導入されている。

また、設置が容易な地上設置型は、2014年より沖縄県の代表的な観光地である「ひめゆりの塔」内に設置された研究施設で実用化に向けた実証実験が行われている真っ最中だ。20フィートコンテナを2台使用したもので、男女各1穴の水洗トイレを格納し、国土交通省の定める「快適トイレ」の仕様を満たしている。まもなく実証実験の結果がでるが、その経過は非常に順調で、日本の豊かな自然保護、そして災害時のインフラに影響されない衛生的な水洗トイレとしての活用が期待される。2018年度までには半分の大きさにすることを目標にコンパクト化を進めている。

  • 経済波及効果の大きい訪日観光事業は、地域活性化、雇用機会の増大など、日本の経済を取り戻すための極めて重要な分野である。しかし観光客が増大すればするほど環境問題への取り組みが必要で、特に電気や上下水道などのインフラ整備が物理的に難しい世界遺産などの汚水処理については、すべてがコンテナパッケージされ、ゼロ・エミッション稼働可能な「ソフィール」への期待は大きい。実証が進めば、日本のみならず海外の世界遺産やインフラの整っていない地域など、海外展開の可能性も秘めている。

企業情報

光建設株式会社

沖縄県内企業は勿論、県外企業・県外大学と共同事業(新連携事業)にて本展示会で新製品を発表します。沖縄県は環境保全を重要な政策としており、その一翼を担える新技術の開発を、誇りをもって行っています。又、県外において緊急課題である防災機能の充実に貢献します。

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