PICK UP

デジタル測定器の数値入力を自動化し、ヒューマンエラーを防ぐベクトリックス株式会社

2020.08.18

SHARE
  • facebook
  • twitter

メーカーを問わず幅広い測定機器への取り付けが可能

製品名=「テレメジャーⅡ」

多種多様な測定値を一つのシートで簡単に管理

ものづくりの現場においては、長さ、重さ、硬さ、温度、圧力、膜厚など、多様な数値の測定業務が発生する。この測定に使用される機器の多くはデジタル化されているものの、測定値の入力は人が担当するなど、まだまだ測定業務の一部にデータの改ざんや転記ミス、入力ミスといったヒューマンエラーが発生するリスクが残されている。

ベクトリックス株式会社の「テレメジャーⅡ」は、既存のデジタル測定機器に送信機を、パソコンに受信機をそれぞれ取り付けるだけで、各種測定機器のデータをパソコンで管理できるようになるシステムだ。受信機1台で最大100台分の測定器データを受信可能。長さや重さといった要素の異なる数値を一つのエクセルシートにまとめることができ、専用ソフトウェアを用いることでさらにデータの分析・解析が容易になる。

自動車の国内全メーカーをはじめ、導入企業の生産性向上に貢献

同システムのメリットを最大化しているのは、その汎用性の高さだろう。世界共通周波数の2.4GHz帯を使用しているほか、国内外の測定器メーカーとのタイアップを強化することで、メーカーを問わず幅広い種類の測定器に取り付けることができる。

すでに自動車業界では国内全メーカーが同システムを採用。また、鉄道や船舶、航空機、医療機器、食品、農業と、幅広い業界で活躍中だ。導入先の手書き業務の自動化を実現し、ヒューマンエラーの減少に貢献しているのはもちろん、「作業人数の削減に成功した」「作業にかかっていた時間が半減した」など、ユーザーからは業務効率化を喜ぶ多数 の声が寄せられているという。

多くのメーカーとのコラボでさらなる高付加価値化を追求

今後も測定器メーカーおよび無線モジュールメーカーと連携し、ユーザー目線による同システムのさらなる改良を図っていきたいとする同社。ロボットやIoTツールメーカーとのコラボなども見据えつつ、現在はUSB出力にも対応できるような製品の研究開発を進めているという。

少子高齢化に伴う人材不足を少しでも解消するためには、作業の効率化や生産性の向上が不可欠。同システムの普及と発展に寄せられる社会からの期待は決して小さくないと言えそうだ。

取材日:2020年7月7日

 

企業情報

ベクトリックス株式会社

1996年設立。一部上場の大手企業から小さな町工場まで幅広い企業に採用されている小型無線送受信機や、ねじ締めトルク分析機、ソフトウェアなどの製造・販売を手がける。ものづくり分野で欠かすことのできない品質管理に特化した多数の製品を展開中。

企業情報ページはこちら

SNSでシェアしよう

関連記事