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製造現場の目視検査を自動化し、人手不足と精度の問題を解消株式会社エーディーディー

2020.04.28

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外観・カラー・文字読み取り・欠陥・欠損・寸法などの各種検査を同時に行うことができる

製品名=画像処理検査システム「iVision(アイヴィジョン)」

製品の目視検査を自動化できる

人材不足は日本全体が抱える深刻な課題だ。また、そのような労働環境の中では、疲弊したスタッフによるミスの増加という悪循環に陥る可能性もある。

株式会社エーディーディーが開発したPCベースの画像処理検査システム「iVision」は、製造現場における目視検査を自動化できる製品だ。外観検査、カラー検査、文字読み取り検査、欠陥・欠損検査、寸法検査などさまざまな検査を、同時に行うことができる。

例えば、製造ラインに組み込むことでNGと判断された検査対象をラインから弾くといったシステムを構築することも可能だ。

金属や樹脂、食品、薬品、その他加工品など、検査対象の種類に合わせて柔軟にカスタマイズできることも特徴の一つ。また必要機材を絞り込むことでコストを抑えたほか、注文から最短1ヵ月程度という短納期対応も魅力だ。

良品画像と検査対象の違いを高精度に検査

検査は、カメラで撮影した検査対象と事前に登録してある良品画像を比較して、違いがあればアラートを出すといった仕組み。操作はPCで行い、検査結果はデータとして蓄積され、後から履歴を確認できるためトレーサビリティも確保される。

同社は、高精度画像処理ライブラリ「HALCON(ハルコン)」を活用するとともに、検査対象や検査環境等に適したカメラや照明を選定し、さらに必要な検査ロジックを構築することで、シーン別に専用の検査システムを作り上げている。これまでには、金属部品や樹脂部品、不織布、ダンボール、衣類、ペットボトル、錠剤など、業界を問わずさまざまな加工品メーカーへの導入実績があるという。

事前の検証作業までは無料で対応

導入の際は、まず検査対象と導入の目的についてヒアリング。その上で、製品サンプルを借りて同製品がどの程度目的達成に近づけるか検証作業をスタートする。見積もりは、その結果をレポートにまとめて提出してから。費用が発生するのはクライアントが納得し、正式に受注が決定してからとなる。納品時には現地での設置や調整、オペレータの運転指導などもサポート。納品後もリモートでアフターフォローを行う体制を構築しているから安心だ。

担当者のコンディションなどにより精度にばらつきが出てしまうことも目視検査の課題。人手不足問題を解消することに加え、検査精度を安定させるという利点も加わる同製品は、ものづくり中小企業の未来を切り開くアイテムになるかもしれない。

取材日:2020年2月13日

 

企業情報

株式会社エーディーディー

2001年設立。コンピュータシステムおよびプログラムの企画・設計・開発・販売・受託と、コンピュータの周辺機器やソフトウェアに関する企画・サービス提供などを行う京都のソフトウェアメーカー。画像処理システムおよび画像認識製品検査システム「iVision」の開発なども手掛ける。

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