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プライバシーを保護しながら監視可能な新システム
「Wi-Fi通信非常通報システム GZS-335」昭和電子産業株式会社

2018.03.20

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マイクロ波ドップラーセンサーを応用し、プライバシーを保護しながら人体検出・監視可能なシステム「Wi-Fi通信非常通報システム GZS-335」

学ぶべきポイント

  • 映像による監視というプライバシー問題の解決
  • 安価に設置可能な緊急通報システム
  • 単身世帯が増加する現代の生活スタイルにおける課題に対応

プライバシーを考慮した監視システムの構築

昨今、監視カメラは街中のいたるところに設置されており、個人のプライバシーの問題はあるものの、一定の犯罪抑止効果や犯罪解決に効果を上げている。しかし、パーソナルスペースにおける監視カメラの設置はプライバシー保護の観点から非常に難しい。そこで昭和電子産業はプライバシーを侵害しない監視システムを開発。それがマイクロ波ドップラーセンサーを応用した「Wi-Fi通信非常通報システム GZS-335」だ。

「GZS-335」はカメラ映像を使用しない非接触のマイクロ波ドップラーセンサーで心拍、呼吸などを検知し監視することができる。主にプライバシー保護の必要性が高い、ホテルや病院などのトイレや風呂などに設置し、管理者へ検知した異常を通報するシステムとなっている。
高齢化社会が進み、トイレ・風呂内における身体トラブルの事故は年々増加傾向にあるが、プライバシー問題に配慮できる同製品なら迅速に対応できる監視システムとなる。

カメラ映像を使用しない監視システムは赤外線センサーを利用するものもあるが、赤外線は温度による検出であり、人体以外にも反応してしまうため、マイクロ波ドップラーセンサーと比較すると誤作動が多くなってしまう。マイクロ波ドップラーセンサーはすでに病院などにおいて着床管理などに実用化されており、非常に信頼度も高い。

既存Wi-Fiネットワークを利用し安価に設置

同システムは本体をトイレ・風呂内に貼り付け、電源ユニットをAC100Vコンセントへ差し込むだけで設置が完了する容易さも特長となっている。その後は、既存のWi-Fiネットワークへ接続すれば管理者の端末で監視することができる。現在、同社の想定しているホテルや病院などは電源とWi-Fiネットワーク等が完備されていれば、特に設置工事などを必要としないため低コストで監視システムの構築が可能となる。

センサーが設置されたトイレ・風呂内で人体の設定時間以上の滞留を検出すると自動でWi-Fiネットワークを介して管理者へ送信されるため、集中管理が行える。もちろんカメラ映像などは使用しないのでホテルの宿泊客や病院内の患者のプライバシーを侵害することなくトラブルに対応できる。またセンサーには非常用ボタンも装備されており、ユーザー自ら異常を通報することもできる。

通信モジュールを活用した在宅緊急通報システム

プライバシーを保護しながら監視可能なマイクロ波ドップラーセンサーは、ホテルや病院などに限定されない。たとえば独居高齢者の見守りにも効果的だ。同製品は心拍や呼吸の検知だけでなく、身体の動きも検知することが可能である。そのため独居高齢者などが在宅しているにもかかわらず、何時間も動きがない場合、身体的トラブルの可能性を検知し、家族や医療機関、公的機関などにメールで異常を通知することができるという。離れて生活する高齢者のいる家族にとっては非常に心強い存在となる。

  • 同製品はセキュリティ製品としての活用の余地が大いにある。
    レジャー施設や公共交通機関である新幹線などのトイレに設置することで、利用客のプライバシーを保護しつつ、通常使用時間以上の利用注意を促す防犯システムとしても利用可能だ。また、マイクロ波ドップラーセンサーは動体検知が可能なため、進入禁止区域への接近検知や閉店後の店舗などの防犯システムへの流用も容易に行えるだろう。
    さらにモバイルデータ通信モジュールを組み込めば、より汎用性の高い、低コストな監視システムとなりそうだ。

企業情報

昭和電子産業株式会社

昭和電子産業は、電子製品の開発設計から資材調達・製品製造、そして電子部品販売まですべてを自社で対応するトータルサポート企業です。主力製品は、リチュームイオンバッテリー「小沢電池」を搭載する高容量充放電システムで、公園照明や道路メンテナンス用電源など多方面での納入実績があります。

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