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より小型、より価格競争力のある製品開発のための、強力なパートナー株式会社アイテック・ツリタニ

2018.02.20

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例えば鍛造加工によるØ0.05mmの精密ピン。溶接、鍛造、フォーミング、プレス、溶着の高度な複合微細金属加工技術

学ぶべきポイント

  • 要素技術を複合的に発揮し新たな価値を生み出す提案力
  • オリジナルマシンの開発にまで取り組みアイデアを実現する企業姿勢

株式会社アイテック・ツリタニは、電子部品のリード線や端子、電極など、線材の金属加工を中心に歴史を重ねてきた会社だ。その過程で、溶接、鍛造、フォーミング、プレス、溶着といった技術を一つひとつ蓄積してきた。この間に電子機器、情報機器の分野は目覚ましい勢いで小型化、高集積化が進展。同社もそうした製品メーカーや電子部品メーカーのニーズに応え、また提案するといった形で顧客製品の高度化をサポートしてきた。そして今日、同社は上記のような各要素技術を磨き上げ、さらに自在に組み合わせる複合微細金属加工技術のエキスパートとして大いに存在感を発揮するに至っている

同社の最近のトピックの一つが、同社独自のマイクロヘッダーを応用したØ0.05mmの超微小鍛造ピンの開発だ。従来は切削加工でしか製造し得なかったこの極めて小さいパーツを、同社では材料流動を1ミクロン単位で制御する高度な鍛造加工により実現。さらに半導体用接続端子として月産1500~2000万本を納品するという極めて安定した生産も継続し、コストダウンによって製品シェアを拡大しようとする顧客企業の経営戦略実現に大きく貢献している。同社ではこの技術を半導体チップのCuピラーや医療機器にも応用できるとしている。

下の写真は、鍛造加工とプレス加工の複合による水晶振動子用リード線である。0.45mmの丸線材を、まず偏りなしに均等に潰して板状にし、さらに穴あけ、トリミング、曲げの加工を施すことで開発した。こうした加工は一般的なプレス加工では実現できず、同社では微細加工にかかわるマシンはすべて自社で開発し製造しているという。かつて顧客企業では線材の部分と板物プレスの部分を溶接して製造していたため、設備と手間がかかっていた。それをフォーミング加工することで一工程に収め、70%ものコストダウンを実現。こちらも、不可能と思われていた製品化を同社の技術力で実現した好例といえよう。

長年にわたって電子部品の分野で複合微細金属加工の技術力を発揮してきた同社が、「あらゆる可能性に挑戦しよう」という経営理念の下、新たな領域として見据えているのが医療分野だ。すでに医療機器業界への営業展開やPRを進め、医療用の特殊な注射針の開発といった具体的な動きもスタートしているという。持ち前の技術力、そして提案力が医療の分野でこれからどう活かされ、どんな新しい価値を生み出していくのか、楽しみである。

  • 100年近い歴史を持つ同社はリード線とのかかわりが深く、真空管導入線やTVブラウン管用導入線に始まり、トランジスター向けやLSI用のリード線の製造など電子部品の発達をともに歩んできた。そして電子部品の小型化、高集積化の時代にあっても、複合微細金属加工の技術力を蓄え、進化を続けてきた。社名の「アイテック」とは、Innovation(革新)、Technology(技術)、Efficiency(効率)、Challenge(挑戦)の意。その名のとおり、これからも顧客企業にとってチャレンジングで頼りになる伴走者であり続けるに違いない。

企業情報

株式会社アイテック・ツリタニ

溶接、フォーミング、鍛造、プレス、溶着の5つの要素技術で多様な微細精密金属加工製品をご提案、製作いたします。半導体及び電子部品向けの端子ピン、プローブ、リード線や、照明デバイスの電極リード、医療針、医療機器、等で実績がございます。

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