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超軽量と高輝度の両立を実現し、夜間作業の負担を軽減株式会社シナジーテック

2020.01.16

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ドローンに装着すれば、容易に上空からのライトアップが行える

製品名=「空飛ぶドローン用照明」

重量わずか170gで、安定飛行や飛行距離の延伸を実現

夜間の捜索活動や点検作業などで、重要な役割を果たすのは対象を照らす明かりだ。しかも災害時の停電中などであれば、電源や十分な明るさの確保など、多くの課題に対応しなくてはならない。そうした要請に応えるのが、株式会社シナジーテックが開発・生産する「空飛ぶドローン用照明」だ。

極限まで軽量化したLED照明装置は、最も軽いものなら170gもない。これならドローンに搭載しても飛行の安定性の確保や飛行時間の延伸が期待できる。一方で50Wの高出力を実現するなど、明るさも追求。さらに用途に応じて400Wにまで対応できる。無線リモコンにより地上から操作でき、電源のオンオフだけでなく、照度や光の角度などの調整も可能。この調光により、夜間の離着陸も安全に行えるという。

ビス一本にまでこだわり軽量化を追求

ドローン専用の照明に最低限求められるのは、飛行を阻害しないこと。そのために同社が追求したのが軽量化だ。本体は中空の樹脂フレームとしたほか、発熱が大きいLEDに欠かせない放熱媒体には軽量カーボンヒートシンクを採用。さらにビス1本にまでこだわり抜くことで、170gを下回る超軽量化を実現している。

設計には3D-CADをフル活用。本体の生産を3Dプリンターで行うことで、リードタイムを短縮しながら価格も抑えている。

特定のシリーズのドローンならワンタッチで装着が可能な上、それ以外のモデルに装着するといったカスタム依頼にも対応できるのが同社の強み。また、色や色温度、演色性などLEDの発光に対する細かいニーズにも対応できるという。

災害復旧のマストアイテムに

これまでの納入実績としては、防災や防犯、インフラ点検に加え、撮影用途での活用も多数。同製品を撮影で使うと、これまで光源の設置が難しかった観光名所や大自然などの全く新しい姿を映し出すことができるため好評だという。

ただ今後、 地震や台風などが多発し“災害大国”と称される日本で同製品の活躍が期待されるのは、やはり災害現場などでの活用だろう。一刻を争う捜索救助において、一日のおおむね半分を占める夜にも活動できる利点はやはり大きく、同社も、そのような現場で災害復旧活動や人命救助、各種捜索活動などを行う消防や警察などへの展開も視野に入れている。

近い将来、同製品の照らす明かりが災害復旧の道標になる日が来るかもしれない。

取材日:2019年9月2日

 

企業情報

株式会社シナジーテック

1988年に徳島県で前身企業となる株式会社クラフトソフトを創業。2004年に現名称に社名変更。発光ダイオード(LED)製品のメーカーとして、植物栽培用LED照明やイルミネーションオブジェ、空飛ぶドローン用照明などを手掛けるほか、組み込みソフトウェアや遠隔制御のソリューションまで提供している。

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