PICK UP

数値化されるから行動に移れる
サプリのカスタムまでしてくれるパーソナル栄養検査株式会社ユカシカド

2018.03.20

SHARE
  • facebook
  • twitter

尿を送るだけで栄養状態がわかる「VitaNote (ビタノート)」

学ぶべきポイント

  • これまでにない価値を作り出す観察眼
  • スタート時から世界的インフラを見据えた大局眼
  • 目的が健康維持という社会貢献だからこその熱意

著名人など各方面から注目

・これまで数値化できなかった、栄養の過不足状態の定量評価を可能にしたこと。
・検査から各個人にカスタマイズされたサプリメントまでワンストップで提供できること。
・12年の研究と産学医連携による高い技術と信頼性に裏打ちされていること。

ユカシカドが2017年6月にリリースした尿で体の栄養状態が分かる世界初の検査サービス「VitaNote(ビタノート)」は、上記の強みを武器にすでに大手含め数多くの企業から引き合いが来ている。個人の会員もトップアスリートや有名芸能人なども含め増加の一途で、新たな健康維持のスタンダードとして注目を集めている。

栄養状態の可視化を実現した“熱意”

我々が普段受けている健康診断の検査値を見れば、血液や代謝系の数値、肝・膵臓機能の数値などはわかる。食事調査では、食物の摂取量自体は把握できる。しかしこれまで、体内での吸収状態も含めた“栄養素の過不足”はわからなかった。それを世界で初めて可能にしたサービスが「VitaNote」だ。朝イチの尿を採尿して送るだけで、ビタミン・ミネラル・たんぱく質・酸化ストレスという全15種類の項目について、目標値に対しての過不足が数値で表れる。具体的な栄養項目と数値がわかれば、なにをどれくらい摂ればいいのかがわかる。

これを可能にしたのが、滋賀県立大学との連携だ。同社代表の美濃部慎也氏は学生時代に日本一にもなった元アメリカンフットボール選手で、もともと健全な肉体に必要な運動・栄養・休養に対する意識は高かった。しかしある時、科学的にも進んだスポーツであるアメフトですら、トレーニングや休養のメソッドはあっても栄養については経験と勘に頼っていることに気づく。また別の機会に、途上国で飢餓状態のリサーチをしていた際、飢餓が「食べるものがない」のではなく、「栄養の状態がわかっておらず知識もないから、本当に必要なものを食べていない」ため起こっている現状を目の当たりにした。こうしたことから栄養状態の定量評価に着目した美濃部氏だが、研究機関に協力を求めても「そんなのは無理だ」と相手にされない日々が続いた。それでも美濃部氏は自らの思いを伝えて回った。それに応えたのが滋賀県立大学だった。12年に渡り日々の研究を蓄積した美濃部氏と、もともと基礎研究を行っていた滋賀県立大学との連携により、実用化が実現した。

“行動に落とし込める”検査であること

検査にとどまらず、改善策の実行というユーザーの行動変容も伴うサービスであることも特徴だ。「VitaNote」は、スコアリングデータの確認だけでなく、検査結果に基づいたテーラーメイドサプリ「VitaNote FOR(ビタノートフォー)」の提供もセットで受けることが可能。自分の状態にあわせた栄養を、野菜や果物などの粉末を主体とする100%天然素材で配合したサプリメントで摂取することができる。テーラーメイドサプリは1月分が単位。我々が口にする食物の栄養価や、人間の体の状態が季節ごとに変化することから、同社は3カ月ごとの検査と毎月のサプリ摂取を推奨している。

インフラになり得るサービスに

最終的には途上国の栄養問題を改善したいというところまで見据える同社が目指すのは“栄養改善の世界的インフラ”だ。栄養問題の最大のネックは、物資ではなく知識の不足だった。VitaNoteは自分の栄養状態把握から栄養の摂取までワンストップで解決する。しかし、ヘルスケアの分野はビジネスとして新規参入が多いジャンルでもある。独自の良質なサービスを提供し続け、栄養検査市場そのものの質を維持すること、そしてシェアでも他の追随を許さないこと。ユーザーのリテラシーを上げること。簡単な道ではないが、同社には道筋は見えているのかもしれない。

  • 「VitaNote」は、病気の早期発見が目的の健康診断や症状改善が目的の治療と違い、“健常状態を維持”するためのもの。劇的な効果が目に見えるものではないため、ユーザーのモチベーション維持が課題の一つとなる。啓蒙活動と同時に、いかに行動習慣に組み込めるかが重要だろう。
    また、現在は「一般」「アスリート」「妊娠期・授乳期」という3つのメニューがあるが、今後は「ボディデザイン」「美容」といった“健康プラスα”の切り口も考えられるのではないだろうか。

企業情報

株式会社ユカシカド

世の中の栄養課題を解決する「栄養総合サービス企業」として、世界初の栄養検査サービスや天然100%のスマートサラダ等の開発~製造~販売をすべて自社で行っています。滋賀県にラボと検査センターを、兵庫県明石市に工場と出荷センターを、それぞれ自社で保有しています。

企業情報ページはこちら

SNSでシェアしよう

関連記事