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各業界での省人化・少人化を容易にする、小型・高効率のオールインワン型モータ銀河電機工業株式会社

2020.12.10

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幅広い業界の多種多様な製品の自動化を容易に実現できる

製品名=減速機構およびドライバ内蔵型『インホイールモータ』

高効率のインホイールモータを使いやすい形で提供

ホイールの内部にモータを組み込むインホイールモータは、効率性や操作性の高さ、省スペース性により、EVなどの動力源として脚光を浴びている。しかし自動車などモビリティ以外の分野では、導入を検討されることが少ないのが実情だった。このモータを使いやすい形で提供することにより、幅広い分野で活用できるよう開発されたのが、銀河電機工業株式会社が開発した「減速機構およびドライバ内蔵型『インホイールモータ』」だ。

同製品は、現在広く利用されているDCブラシレスモータをベースとし、外径100mm、⻑さ78mmのコンパクトなボディにドライバ回路と減速機構を内蔵したもので、制御が必要な機器、低速で動かすものなどさまざまな用途へ活用できる。オールインワン型なので、既存台車の車輪を、タイヤを装着したインホイールモータに置き換え、コントローラを設置して電動台車にするなど、各種機器の電動化・自動化も進めやすくなる。

高荷重に耐え、安定性の向上にも貢献

同製品のスペックは、電源電圧がDC24V、定格出力が130W、定格トルクが1.27Nm、電動台車での最大走行速度は荷重に関わらず6km/h。サイズを小さくするため、銅線を高密度で巻くなどの技術によってコイルを小型化しながらパワーの向上を実現し、顧客の意見も取り入れながら仕様やサイズを決定した。

約80kg/輪という高い荷重に耐えうる設計となっているため、無人搬送車などに利用する際も、積載量を増やすことができる。ホイールが小型のため重心も低くなり、搬送時の安定性もアップ。インホイールモータならではの効率性の高さにより、バッテリーの⻑寿命化も期待できる。

同社は、これまでも高度なカスタム化で顧客のニーズに応えてきた。本製品でも完全カスタマイズ対応を行うため、ユーザー側は自社の要望にぴったり合ったモデルを入手でき、モータに合わせた社内での調整なども不要だ。

幅広い分野での活用ポテンシャルを秘める

労働人口の減少などに伴い、あらゆる業種で生産性向上が求められている。そんななか、手軽に各種機器を自動化し、業務効率化を実現していくのが同製品だ。例えば、物流分野では無人搬送車や無人搬送ロボット、福祉・介護分野では移動支援機器の動力源、モビリティ分野では電動アシスト自転車や電動キックボード、さらには、各種産業機器の電動化の構成要素などへの展開が考えられる。

ものづくり企業においては、本製品を自社製品に組み込むことで、独自の価値を持つ電動化製品を生み出すことも考えられる。実際、他社との連携事例が豊富な同社では、現在も本製品を利用した共同開発プロジェクトが進行中だという。

「暮らしの快適さを電動化により実現する会社」を目指し、多彩な業界へ製品を供給してきた同社。同製品もまた、今後ますます多くの分野に導入され、私たちの暮らしをより快適なものにしてくれるだろう。

取材日:2020年10月13日

企業情報

銀河電機工業株式会社

ACモータ、DCモータ、コントローラ、アクチュエータなどのオーダーメイドでの設計・開発・量産を手がける中小型モータメーカー。1948年創業。長い歴史の中で培った技術に基づく、きめ細かいカスタマイズ対応や顧客との共同企画開発を得意とし、その製品は産業機器、医療用、住宅設備用など多彩な分野で活用されている。

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