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シビアな扱いが要求される「フッ素樹脂」を“変幻自在”に加工アースアテンド株式会社

2020.02.04

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フッ素樹脂による加工製品。複雑な形状の加工にも対応できる。

技術名=「フッ素樹脂加工技術」

30年超のノウハウを駆使し、イメージ通りの形状を実現

およそ260℃での連続使用も可能な耐熱性をはじめ、耐薬品性、耐摩耗性、絶縁性など多くの優れた特性をもつ「フッ素樹脂」。身近な調理器具から、電子機器、半導体製造装置の部品まで、さまざまな領域で活用されており、いまや社会の発展に欠かせない素材の一つだ。ただ、加工時に発生する熱で変形が起こりやすいなど、その扱いには注意が必要で、イメージ通りの形状を実現するには非常に高度な技術が求められる。

この分野で30年超という実績をもつアースアテンド株式会社の「フッ素樹脂加工技術」なら、これまでに培った豊富な知識とノウハウを駆使し、切削・切断・打ち抜きはもちろん、曲げ加工や溶接加工などにも対応可能。手加工・機械加工のいずれにも精通しており、ユーザーの求めるあらゆる形状を実現できる。

職人の技と、機械や先端技術が融合

技術力の根幹をなすのは、職人たちの豊富な経験と研ぎすまされた感覚だ。不定形な素材を均一の厚みに「剥ぐ」ことができる同社の類まれな手加工技術は、プロフェッショナルの証明といえる。この土台が確立されているからこそ、幅500mm×長1000mmまで対応可能なフライス盤、φ1200mmまで対応可能な施盤による機械加工においても、その利点を最大限引き出すことができる。

さらに、0.2mm程度のノズル径から噴出する高水圧の水が素材を切断する「ウォータージェット加工」を業界に先駆けて導入。この切断加工技術により、「変幻自在」と呼べるほど複雑な形状の加工が可能になった。しかも従来のカッティングマシーンに比べ切断の速度、切断面の精度が大きく向上。また粉塵や騒音も低減できる。

拠点は国内に4カ所あり、東京と熊本に設置したクリーンルームでは、曲げや溶接などの加工にも対応。顧客ニーズの多様化に応えられるよう、加工方法の幅も広げている。

医療や理化学分野など他業界への展開も視野

同社が加工したフッ素樹脂製品は、主に半導体製造装置などの分野に納入実績を伸ばしている。また、耐熱性や絶縁性などに課題を抱えているケースで、従来品からフッ素樹脂加工製品への置き換えを提案し、課題解決につながった事例も多数。導入先からは満足の声が寄せられているという。

今後は医療や理化学分野の研究器具など、他業界への新たな展開も検討中。同社の技術を活かせる舞台は、まだまだ多くありそうだ。

取材日:2019年11月1日

 

企業情報

アースアテンド株式会社

本社は東京都五反田。1973年設立。工業用パッキングの製造販売からスタートし、現在、フッ素樹脂加工・販売、ガスケット、パッキングを事業の軸としている。長年にわたって培ったフッ素樹脂、フッ素ゴムの精密加工技術により、半導体装置メーカーへの納入実績を豊富に有する。

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