BREAKTHROUGH

“自然に帰る水”で強力消臭と植物の成長促進に
水と向き合い35年の実績で挑む「ミズマック」三秀工業株式会社

2018.02.23

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消臭効果から成長促進まで幅広い効果を発揮する「ミズマック 森の香り」

summary

  • 東京赤坂迎賓館「和風別館」や埼玉「国営武蔵丘陵森林公園」などで、水質管理を任されてきた
  • 自然界の要素に近い成分が消臭効果や植物の成長を活性化
  • 環境に配慮した未来型の農業・産業を担う大きな可能性

長年の水質管理を経験

香る衣類の柔軟剤ブームなど、近年では香り付きの商品が人気だ。消費者から様々な香りが求められる一方で、その原料となる化学物質に過敏な人にとっては、香りが頭痛やアレルギー症状を引き起こす原因にもなってしまう。香りに対する意識の高まりとともに、不快な臭いの消し方に頭を悩ます人も少なくない。
三秀工業株式会社は、絶大な消臭効果が見込める「ミズマック 森の香り」を長年の研究と経験を元に作り出した。もともと植物の病害虫予防や成長促進剤として開発されたものだが、植物の成長環境を整える液体が、空気の消臭効果も持ち合わせることが独自の研究でわかった。
同社は、園芸の水やりシステムを行う「灌水装置」のメーカーとして1982年に開業した。同社の代表取締役社長 小林秀俊氏は、35年間に渡り「水と植物を考える」をテーマに、園芸に関わる水回りのシステムを提供してきた“水のスペシャリスト”だ。
同社は、赤坂迎賓館「和風別館」の池にある浄化装置改修工事にも参加している。世界中の国賓が訪れる国内有数の場所で、約9年をかけて高い水質を保持するシステムを実現させた。また、埼玉県東松山市の「国営武蔵丘陵森林公園」に点在する池の水管理も手掛けた実績を持つ。東京ドーム65個分の広さを持つ大規模な環境の中に点在するいくつかの池は、かつて魚が生息できない水質だった。それを、魚が戻ってくるような“生きた水”にしてきたのだ。

絶大な消臭効果と植物を成長促進させる要因

三秀工業が開発した「ミズマック 森の香り」は、約10年前から薔薇の生産者と共に開発されてきた。この生産者は薔薇や胡蝶蘭の成育に携わり、植物の病気や虫の問題に向き合ってきた。何十年にもわたり植物の成育について考察を重ねてきた経験が、「ミズマック 森の香り」の開発にとって重要な役割を果たした。
檜の抽出液を原料にしたこの商品を、1~3万倍に水で薄めて植物に水をやると、半月ほどで植物の成長が活性化するという。さらに、水で薄めた液を臭いの気になる部屋や洋服にスプレーすれば、消臭効果もある。お風呂にも1万倍ほどに薄めて使うと、檜風呂のような香りも楽しめて、家族数人が利用した後に感じるお湯の臭いも消える。
多方面で効果を発揮する原液は、自然界の要素に近い成分で構成されている。土壌の塩類濃度を示すEC(Electrical Conductivity)値や、土壌の酸性・アルカリ性を示す指標であるpH値も中性で自然界にある水の要素に近い。「ミズマック 森の香り」を利用することで自然界に近い瑞々しい水を用意し、そこに日光がプラスされると、植物が健やかに育つ環境が整う。薔薇やトルコキキョウなどの花類やトマトやメロンなどの野菜や果物も、この原液と水、日光だけの栽培を成功させている。
“水と園芸”に深く従事してきた三秀工業は、生物の育成環境に必要なのは過剰な栄養ではなく、シンプルな自然の摂理を整える重要性に気づかせてくれる。水質管理で培ってきた、微生物に関する研究や経験も活かされ、臭いの原因となる微生物の繁殖を整えることで、強力な消臭効果も発揮しているという。

環境に優しくありたい

三秀工業が今後さらに拡大していきたい事業は、「ミズマック 森の香り」の消臭効果を様々な大規模環境下で利用してもらうことだ。その一つが農業で、すでに「有機たい肥(家畜の糞尿または草を発酵させて作られる肥料)」を生成する工場へも試験的に導入されている。
特に人が口にする食品を作る畜産や農業では、生産物そのものだけではなく、商品が作られる環境も含めて安全なのか問われる時代でもある。今必要とされるのは人工物や化学物が少なかった本来の自然に近い環境だ。三秀工業は目先の生産性だけではなく、環境にも配慮した未来型の農業・産業作りの一端を担う大きな可能性を秘めている。

自分が居心地よく暮らすには、自分が目の前で手にしているものだけではなく、手に入れるまでの過程や、手を離れた後も含めた周囲への影響を配慮することも必要だ。
「植物の原点を考えれば、植物の成育は何も難しいことはないと思う」と、小林氏は言う。人工物や化学品が乱立する現代においては、古くからある自然環境に敢えて立ち返ることが、農業や畜産業などの発展に繋がっていくのではないだろうか。さらには香りが原因の健康被害にも効果を発揮できれば、医療分野でのニーズにも可能性を感じる。

企業情報

三秀工業株式会社

植物にとって水は極めて重要です。その水一筋に45年。作物の高品質、高生産性、さらに安全性を重視し、使用する原水、培養土、気象条件(温度、湿度、日射量、CO2)等、栽培環境に応じて、理想的な灌水・肥培管理ができる培養液及び機器の開発に努めてまいりました。

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