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世界初!誰でも簡単に成膜が作れる新技術。
それは北海道大学との、産学連携から生まれた。株式会社NAZCA

2017.08.08

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学ぶべきポイント

  • 常に自身が持つ“基礎技術”をベースにNEXTを考える
  • 産学連携は、相手の懐に飛び込むくらいに密接に行う
  • B to B企業であっても、B to C分野への進出を恐れない

「CS1」。それは、防汚・抗菌・超撥水に優れた膜を、誰でもが簡単に作ることができるという画期的な商品だ。これは、NAZCAと北海道大学が産学連携プログラムに則り、共同開発した特許出願のナノテクノロジー技術をベースに、晴れて商品化に成功したものだ。 「CS1」はスマホやタブレットなどのタッチパネルに成膜し、汚れや傷から表面を守り、耐久性・衛生面の強化を実現している。その評価は高く、大手家電量販店やネット通販での売り上げも順調で、さらに今後は自動車メーカーとの取引にまで発展するという。 このように「CS1」の汎用性の高さは、民生用だけでなく様々な産業分野へも発展可能だ。その例としては、大手印刷会社にとって大きな課題であった、印刷機の清掃も、「CS1」を成膜することで、6人がかりで行なっていたものが、2人で完了できるようになったという。

産学連携のススメ

NAZCAの基本方針としてある、地球環境への考え方を実現するためだけでなく、北海道大学との連携においては、同大学内の「北大ビジネススプリング」にラボを開設。単に依頼するのではなく、自らも技術開発に深く入り込み、結果的に特許の出願も共同で行い、なおかつ製品に北海道大学のロゴマークの使用も認められるまで深く付き合ったからこその成果と言える。

さらに次へ!

現在、NAZCAでは東京大学教授との産学連携も視野に入れた技術開発に取り組んでいる。これは従来の100倍ものスピードを誇るコンピュータ開発に着手するという大規模プロジェクトだ。その際に問題となるのが、従来よりもCPUが劣化しやすいということ。そのための酸化防止力に優れた能力を発揮する「CS1」が酸化対策の有力候補として挙げられている。

このように、あらゆる素材の表面に付加価値を提供できる「CS1」は、今後多彩なフィールドでの活躍が期待されている。

  • NAZCAの持つ成膜技術は世界でもトップレベルにある。
    それを、最も身近なスマホに応用するという、大胆な舵取り。それを可能にした北大との産学連携には、学ぶところが多い。
  • 成膜技術は、例えば衛生面に関心の高い、“医療系”“教育系”“飲食産業” など、
    他社の技術開発に応用できるのではないか。
  • 「CS1」を始めとする様々な成膜技術の応用範囲は広く、
    付加価値技術として大いに注目すべきだろう

企業情報

株式会社 NAZCA

北海道大学に研究室を持ち、材料表面に色々な機能を付加させることを北海道大学と共同で研究開発をしている。フッ素、酸化チタンや、或いは硬度を上げる成膜方法などがある。世界初のフッ素成膜技術を商品化したのが「CS1」である。特許はすでに共同取得済。多方面に対応が可能である。

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