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新たな価値を見いだした製品は必ず反響を得る展示会カクシンJP株式会社

2017.03.24

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カーボンナノチューブを使用した遠赤外線照射シート「コスモクロス」を活用した商品開発を行うカクシンJP。いままでにない製品作りに取り組む同社に、新価値創造展に出展した意義、また展示会出展に対しての反響について語ってもらった。

遠赤外線は怪しいものではない

調理器具や健康器具に用いられている「遠赤外線」。赤外線とは、太陽と同じ電磁波の一種で、遠赤外線はそのなかでも波長が長い特徴をもつ。とくに6~14ミクロンの波長帯は育成光線と呼ばれ生物の育成に重要なことが知られている。今回紹介するカクシンJPは、遠赤外線照射シート「コスモクロス」を応用し、様々な商品開発・研究を行っている企業だ。

「元々は太陽光パネルに装着し融雪させるために開発されたシートでしたが、その目的には合わずに使い方を模索していたとき私たちがこのシートの存在を知り、どのような活用・応用法があるかを研究し始めたのが商品開発のスタートです」

代表取締役の住岡秀則氏はこのように語ったが、遠赤外線を使用する健康器具のなかには誇大な効果をうたい販売されている物がある。その影響なのか、遠赤外線の効果を疑問視する人が少なからずいるようだ。

「遠赤外線について良くないイメージを持つ方もいるため、現在はその効果を解明し論理的に効能を与える製品作りを行っています」

カビの成長を抑える効果があった

そんなカクシンJPが開発した製品のなかで、とくに販売に力を入れているのがコスモクロスを利用した電子制御カビ防止システム。遠赤外線と電子制御を組み合わせたのがこのシステムだが、なぜカビに効果を発揮するのだろうか。

「地球上すべての生物は光にアクションを起こすと言われていますが、カビは遠赤外線を嫌うことがわかり、シートを応用することができるのではと開発しました。このシステムで遠赤外線を電子制御で放射するとカビの成長が止まり広がらないんですよ。カビを死滅させるのではなく、成長をストップさせるシステムですが現在、カビを抑制するためには薬品などに頼っているため、とくに食品工場などで効果を発揮すると考えています」

電子制御カビ防止システムは、カビが発生しやすい地下室、書庫などで活用されているが、実際にその効果を認められた事例について住岡さんはこう話してくれた。

「近くの神社に高貴なお客様がいらっしゃると決まった時、頼まれて8畳くらいの貴賓室に電子制御カビ防止システムを置いたところ、この部屋だけカビ臭さが消えたと大変喜んでいただけました」

普及させる大きな壁は規制と規格

このようにカビを抑制する効果が実証されている電子制御カビ防止システムだが、売上に繋がっていない。PRが難しい商品であることと同時に、国内の様々な規制や規格に対応できないのだ。

「この製品を例えばカビの発生で苦労している方が多いお風呂場用を開発するとニーズは高いと思いますが、風呂場用の電気機器を作るとなると国内の規制の壁が非常に高く現実的ではありません。我々のようなベンチャー企業の場合は資金がないため、大手企業と組むしかないのですよ。そういう意味では規制が緩い海外の方が売れる可能性はありますが、例えばアジア圏だとあまりカビを気にしないのです…」

そういう意味で、新価値創造展は商品をPRする場として大きな役割を担っていた。

「中小機構からの案内をきっかけに2015年の新価値創造展に初めて出展しました。その際、来場した方から私たちが予想しなかった反応をいただいたことに驚きました。また反響だけでなく初出展で顧客を獲得できたことで翌年(2016年)の出展を決め、そのときは応用商品を充実させた展示を心がけました。新価値創造展に出展して感じたのは、情報の中心である東京で開催されていることで、新たな価値を見いだした製品やサービスを出展すると必ず反響があるということです」

展示会に出展することでカクシンJPのように新たな価値を創造したことが評価されるだけではなく、営業に役立つ場であることは間違いないようだ。


住岡秀則 代表取締役

企業情報

カクシンJP株式会社

カーボンナノチューブを使用した遠赤外線照射シートは、非常に有効な遠赤外線を発生することができ、さらに独自の電子制御を加える事によって世界でも類を見ない応用が可能となっています。その応用は1.カビ防止 2.鮮度保持 3.健康促進 4.発酵促進 を実現しています。

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