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めっき加工の可能性をナノテク塗料で拡大する株式会社イオックス

2017.08.22

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学ぶべきポイント

  • 従来は無理とされていた分野への挑戦
  • 工程削減による環境負荷低減へ
  • 多分野への応用・展開の可能性

「メタロイド」の最大の魅力は、これまで難しいとされた難めっき材料への適用が可能になったことだ。「メタロイド」の配合を最適化することで、複雑な形状のものでも、高精細なパターンのめっき処理が可能になる。例えば、パッド印刷では透明PCへの3Dめっきが、エンプラやスーパーエンプラにも高密着のめっきが施せる。

従来、樹脂めっきにかかる工程数は20もの前処理が必要とされていた。この「メタロイド」は前処理機能を塗料中に配合するという新手法で、この問題を一気に解決。ナノテクとめっきを融合した結果だ。「メタロイド」を塗装や印刷して乾燥するだけのたった2工程で水洗や処理液の管理も不要とした。また、本技術は工程削減ができるので環境負荷物質の六価クロムなどの化学薬品の使用を大きく低減し、廃液ゼロも実現できるなど、地球環境への配慮も成し遂げている。グリーンナノテクノロジーとしての「メタロイド」がめっき加工のスタンダードになることも期待されている。

「メタロイド」の研究開発の背景には「金属ナノ素材を工業生産により大量に安く提供することでナノ市場を活性化する目標を掲げたことから始まった。」それから、14年に亘り開発を進め機能性ナノインクビジネスへと行きついた。その間に取得した特許は20件近くにものぼり、自動車部品にも採用されている。2015年には量産も開始し、すでに数百万台に「メタロイド」を採用した部品が搭載されている。今後は、車載搭載配線や自動車加飾部品への対応も期待されている。
 

  • めっき加工を採用することで、様々な部品の高品質化及び加飾化に期待が持てる。
  • さらにメタロイドは素材を選ばない特性を持つだけに、今後プロダクト系の生産者には大きな選択肢の一つとなるだろう。

企業情報

株式会社イオックス

樹脂めっきを革新するめっきプライマー「メタロイド」はナノ材料とめっきの融合技術です。メタロイドを印刷したところにのみ、密着良く無電解めっきが析出するため、樹脂めっきの工程を大幅に削減するだけでなく、様々な樹脂材料へのめっきも可能にしました。メタロイドは樹脂めっきを変えるグリーンナノテクノロジーです。

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