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バネの力で筋力をサポート、動力を必要としない次世代のアシストスーツ有限会社アトリエケー

2018.03.09

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きっかけは徹底したデータ分析とユーザーからのフィードバックから
計6本のバネが生み出す力で作業を効率化する「アグリパワースーツ」

学ぶべきポイント

  • ユーザーの声を味方につける、顧客に寄り添った開発姿勢
  • 1年半の検証を繰り返し、完成に導く”強いこだわり”

重い荷物の持ち上げや中腰作業といった、筋肉に負荷がかかる作業全般をサポートする「アグリパワースーツ」。開発がスタートしたのは、既存製品の購入層の分析がキッカケだった。当時販売していたアシストスーツのユーザーは作物を育てる農家がメイン。重いものを運ぶ場面が多い農作業の現場で使用されることが多かった。同社はそこに目をつけ、『それなら農作業に特化した製品を作ろう』と開発を開始。約30人の農家の方達に協力してもらいながら、1年半かけて完成へとこぎつけた。

最近では、さまざまな場所で話題になるアシストスーツ。そういった製品と比べて「アグリパワースーツ」の最も異なる点は、使用する際にバッテリーといった”動力”が必要ないこと。何故、”動力”がなくても作業をアシストできるのか。その秘密は側面に2本、背面に4本搭載されている”バネ”によるもの。バネの力がその人本来の筋力をサポートすることで、負荷のかかる作業をアシストすることができる。動力が不要なため、従来のモノに比べて軽く、気軽に装着できるのもメリットだ。同社は元々、アパレルの企画・デザインを行う企業としてスタートした経緯がある。そのため、機能性だけでなくデザインや着心地にもこだわっているのも特徴だ。カラーバリエーションも豊富で、男性だけでなく女性にも評判が良い。実際に開発の際にも、女性のフィードバックを取り入れた。

同社の開発姿勢は徹底したユーザー目線。開発の際に協力してもらった農家の方達も、それぞれ違う作物を育てており、同じ農作業でも使っている筋肉が全く違う。そういった違いも丁寧に検証を重ねることで、満足度の高い製品へと昇華させた。そういった姿勢は開発段階に留まらず、開発した後でも同じ。大学との協力により、「アグリパワースーツ」の検証実験を実施。実際にどれほどの効果があるのか測定を行った。検証により作業を行う際に筋力の負担が軽減されていることが判明し、同製品の有用性がより証明される結果となった。ユーザーからのフィードバックに加えて、検証を重ねるのが最大の強みだ。

今後は、新たな市場開拓を計画している。介護事業を中心に「アグリパワースーツ」を取り入れることで、現場の業務改善・効率化へ繋げていく予定だ。雇用が売り手市場のなか、人手不足が囁かれる各業界において、業務の効率化は願ってもない話。着心地やコスト面など改良しながら、新市場での普及を進めている。

  • 重い荷物の持ち上げなど、負荷がかかる作業がネックとなっている業界は少なくない。そういった現場において、「アグリパワースーツ」は最適な製品として普及していくことは多くのメリット生み出していく。アシスト性能による作業の効率化は、現場の労働環境の改善に繋がる。さらに、アシスト性能は作業負荷も軽減。作業の負荷が原因で現場から離れていた方々の現場復帰にも役立つ。「気軽に着用できるアシストスーツ」その可能性はまだまだ広がっていきそうだ。

企業情報

有限会社アトリエケー

作業者の体にかかる負担を軽減するパワーアシストスーツの開発・製造をすべて自社でおこなっております。国産にこだわっておりまして製品の品質には特にこだわったものづくりをしております。

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