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ワイヤー式で自由な設計を可能にする「キャスター&セントラルロックソリューションシステム」株式会社東信製作所

2018.03.28

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試作を繰り返すこと丸3年。新素材の採用により製品化を実現した
「キャスター&セントラルロックソリューションシステム」

学ぶべきポイント

  • 従来の製品から改善できる点を見つけ出す観察力
  • ノウハウがない技術でも柔軟に取り入れていく姿勢

技術力が要求される微細品へのめっき

キャスターロックというと、キャスター部分を直接操作するものが一般的である。しかし、株式会社東信製作所が開発した「キャスター&セントラルロックソリューションシステム」は全く新しい方法でキャスターロックを実現する製品だ。同製品はロック操作部と、キャスターに搭載されているワイヤーをつなぐことで四輪同時ロックを実現。操作部は場所を問わず設置できる自由設計ため、用途に応じて操作しやすい場所にも設置することができる。また、キャスターの旋回と車輪の回転を同時にロックできるなどさまざまな機能を持ち、従来のキャスターロックと比べて、より安全性が高くなっている製品だ。

「キャスター&セントラルロックソリューションシステム」を開発したキッカケは、『より安全なキャスターロックを実現できないか』と考えていたからだった。もともと、医療分野の器具に多くキャスターを設置していた同社。操作部分を目に付くところに設置できれば、地震などの緊急時に、より安全にロックができると考えた。しかし、一方で従来のキャスターロックとは全く設計が異なるため、ゼロから手探り状態で開発がスタートした。開発途中では、技術的なノウハウがない分野に関しても、積極的に取り組んだ。「キャスター&セントラルロックソリューションシステム」に採用されている素材もそんな取り組みの1つ。同社のキャスター製品として、その素材を取り入れるのは初めての試みだった。

開発から完成まで丸3年の時間を要した「キャスター&セントラルロックソリューションシステム」。この製品により、各種器具に設置されたキャスターを、手が届く位置から一括してロックできるようになった。利便性はもちろん、安全性、設置場所など設計の自由度が高いことから、今後は新たな分野での展開を計画している。これまで多く設置してきた医療分野はもとより、物流分野での可能性も模索している。また現在は、あらゆる分野に対応できるように改良も進めている。当面の目標は、「キャスター&セントラルロックソリューションシステム」の大型化と素材の追求。特に物流分野で採用するためには耐久性など、さらなる製品の向上が必要とされる。次のステージを見据えた挑戦が急ピッチで進んでいる。

  • 重い荷物を運ぶ際に多く使われるキャスター。そのような用途で使用されるからこそ、キャスターにとってロックは非常に重要な要素だ。現状のキャスターロックというと、足でキャスター部分を直接操作するのがほとんど。同社の製品が普及すれば、従来の製品とは違って手元から気軽にロックをかけられるため、安全性がぐっと上昇するであろう。従来の発想とは違う「キャスター&セントラルロックソリューションシステム」。現在は医療分野での導入が中心だが、着手している物流分野をはじめ、さまざまな分野で同製品を目にする日も、近いかもしれない。

企業情報

株式会社東信製作所

双輪キャスターを主としたキャスターメーカーです。規格品ではなかなか無いデザインやメッキ、特注ネジなども多く取り扱っております。また、製造メーカーとして積み上げた知識を生かし、キャスターだけでなく部品や関連製品のご提案~設計・試作・製造・販売までの一連業務まで行っております。是非ご相談ください!

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