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生産設備等の本格IoT化が安価で手軽に始められる株式会社TKアジャイル

2019.11.19

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生産設備などにつなぐだけで、リアルタイムの情報を遠隔地のExcelのセルに直接反映させることが可能

製品名=「ExceLive® IoT(エクセリブIoT)」

使い慣れたExcelで、設備機器をデータ管理

モノづくり企業にとって、IoT化により生産効率を向上させることは喫緊の課題だ。ただ、自社に適した形のIoT化でなければ意味がない。

生産設備等につなぐと、その稼働状況をインターネットを経由して遠隔地にリアルタイムで送信する「ExceLive® IoT」は、各社のニーズに応じて簡単にカスタマイズ可能な「eあんどん®(電子あんどん※1)」を作成できるIoTツールだ。データの表示画面には多くの人が使い慣れているExcelを採用。生産設備等からの入力データはテキスト形式やCSV形式などにも対応している。

また同製品1台に多くの「子機」をぶら下げ、自由に機能を拡張していける点もメリット。例えばRaspberry Piなど市販のシングルボードコンピュータとUSBカメラを組み合わせた「子機」を連結すれば、画像処理を活用した設備監視など、従来型の手法では実現が困難な処理を安価で実現できる。

しかも、暗号化通信を採用するなどセキュリティ対策にも力を入れている。加えて昨今、クラウド活用を取引先から制限されるケースもあるなか、同製品はクラウドを利用せずにIoT化が実現できる点にも優位性がある。

※1 工場等において、製造ラインの生産状態などを報告する電子システム

現場の声を反映してより使いやすく

「市販品に満足できなかったメーカーが自社のために開発した」というIoT製品が多いなか、同製品は最初から中小企業全体への外販を目的とし、各社に共通で必要な機能を考え、コスト抑制にも配慮しながら開発しているところが特徴だ。

ITコンサルティング事業も手掛ける開発元の株式会社TKアジャイルが、「各社で異なるニーズにいかに対応するか」という課題と向き合った結果、「実はExcelを利用している企業は非常に多い」「製造業のIoT化で求められているのは、設備機器からのデータ取得より、そのデータをいかに離れた場所のPC等に送って利活用できるかが重要で難しい」などの現場の実情にたどり着いた。同製品は、このような点に機能を特化することで、安価で使いやすく、かつカスタマイズも簡単で汎用性の高い製品に仕上がっている。

ものづくり中小企業の製造現場への展開を

同社は今後、同製品をものづくり中小企業へ展開していきたい考えだ。なかでもセンサー取付工事が大変なクリーンルーム、監視対象件数が数十〜数百と非常に多い生産現場などでの活用のほか、離れた場所から監視できるという特徴を活かし、例えば電源のない屋外で風雨にさらされる燃料タンクを屋内から監視するという方法で活用すれば、大いにその導入効果を実感できるだろう。

導入の際は、製品の特性を理解してからの判断が可能な評価機無償貸し出しサービスの利用がおすすめ。エクセルマクロ作成指導も有償で対応している。

IoT化を進めたいが何から取り組むべきかわからないという企業にとって、同製品はそのファーストステップにうってつけのツールと言えそうだ。

取材日:2019年10月1日

 

企業情報

株式会社TKアジャイル

愛知県・岐阜県で製造業を営む中小企業をメインターゲットに、高度ITコンサルティング事業と、IoT機器の自社開発事業を展開。2018年12月に販売開始した「ExceLive® IoT」は翌19年8月に愛知県豊田市の「豊田ものづくりブランド」、同10月にRRI(ロボット革命イニシアティブ協議会)の「第3回スマートものづくり応援ツール」に認定。同製品の主要ソフトウェア部分を独立させた「ExceLive SP『eあんどん®』パック」は、「IT導入補助金2019」の対象ツールに認定されている。また同年10月には新たに「遅すぎるエクセルマクロの無料診断・成果報酬型チューニング」事業がスタート。

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