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シーソー理論を応用した三層構造で寝返りを促進。上質な眠りを促進する敷布団「Dr.move」アクトインテリア株式会社

2018.08.21

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「筋力が落ちてきた」「寝返りが打てない」「褥瘡(床ずれ)を予防したい」「睡眠を大切にしたい」という方に最適な敷布団

学ぶべきポイント

  • 産学連携で、医学博士と共同研究により製品を開発
  • 研究・開発・生産・販売・物流と一貫した自社管理
  • 「眠りの改善」により健康寿命の延伸に貢献

アクトインテリア株式会社は、主に住環境の改善に関連した製品開発を30年以上行い、これまでに数々の製品を市場に展開している。設立当初は、こたつやインテリアを主力製品として取り扱っていたが、現在は「眠りの改善」を開発の基本に、社会貢献できる新製品づくりを主流として行っている。研究・開発・生産・販売・物流に至るまで、一貫した自社管理のもとで事業運営を行えることが同社の強みといえる。

「睡眠負債」というワードが2017年の流行語として選ばれたように、昨今の世の中では“眠りの質”が話題となっている。同社は「眠りの改善」について早い時期から着目しており、具体的に製品づくりに反映したのが2008年頃のこと。当時は低反発の寝具の全盛期であったが、低反発の寝具を使っても腰が痛くなったり、疲れが取れないというケースがあった。

人間工学に基づく研究で定評のあるウド・エルゴ研究所の宇土博医学博士によると、低反発の敷布団の場合、柔らかく身体を包み込む効果があるため入眠時は快適であるが、身体を包み込むことで、身体を固定するのと同じ作用があるという。つまり寝返りをしない同一姿勢を保つことになるため、身体の筋緊張や血液の循環が悪くなり、睡眠時の疲労回復を阻害する恐れがあるということだった。

これらを改善するために同氏と共同研究で開発されたのが「Dr.move」だ。この敷布団は「低反発」ではなく「高反発」素材の天然ラテックスにこだわり、シーソー理論を応用した三層構造で、少しの力で寝返りができるよう設計されている。寝返りをしようとすると三層構造の中央の特殊な硬質ボードが寝返りしたい方向に傾き、寝返りに必要な筋力をサポートするため、睡眠時に余計な力を使う必要がなくなる。長時間の座作業(運転・事務作業)による筋肉疲労の研究によって生まれた「Dr.move」は、睡眠の質をいっそう高め、疲労回復にも大変有効だ。

シーソー理論により、自然な寝返りをサポート。快眠の決め手は寝返りにある

開発のスタートから製品化に至るまで2~3年を要したが、発売当初からその効果について多くのユーザーからうれしい反響が同社に寄せられている。「筋力が落ちてきた」「寝返りが打てない」「褥瘡(床ずれ)を予防したい」「睡眠を大切にしたい」という悩みを抱えた、高齢者の方々が主なターゲットであったが、車いすマラソンの第一人者である土田和歌子さんが使用することでアスリートに至るまでユーザーが広がっている。また、従来の布団では寝返り困難な円背(えんぱい)高齢者や脳出血による片麻痺の方からも、簡単に寝返りができた!という喜びの声が上がっている。

より良い製品づくりを行うため日々改良にも余念がないが、メインユーザーに高齢者が多いことから、今後の課題としては製品の軽量化が挙げられる。研究から生産に至るまで一貫して自社管理で行えることから、製品改良も迅速に対応ができるのも同社の強みの一つだ。

同社は「眠りの改善」を開発の基本に健康寿命の延伸をサポートし、睡眠の質を高めることで、生活向上の一助を担い、広く社会に貢献している。そして睡眠への関心がいっそう高まりつつある時流の中で、「眠りの改善」を促進するための新たな製品づくりが今後も期待される。

取材日:2018年7月31日

 

企業情報

アクトインテリア株式会社

アクトインテリア株式会社は、筆記用具Dr.Grip(パイロットの登録商標)の開発者である(有)ウド・エルゴ研究所の宇土博医学博士と共同で開発した寝返りを促進する寝具Dr.moveを出展します。長時間の座作業(運転・事務作業)による筋肉疲労の研究によって生まれた上質な睡眠を提供します。

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