シンプルでわかりやすく、記憶に残るものに厳選することでしっかりと次に繋げる
新規事業を興すにあたり、そのフィールドにおいてどんなプレイヤーがいるのか、そのフィールドの動向など、様々なポイントを知る必要がある。この点を疎かにすると、新規事業で成功する確率を上げることは難しい。しかし、それらを調査するには時間を必要とするのも事実だ。技術の進歩がめまぐるしい現代において、特に新しい分野・業界への参入となると、調査時間も重要だがその時間も惜しいものだ。
イノベーションリサーチ社は「特許」という視点から業界の動向を探り、その業界における主要なプレイヤーや、技術動向など、全体像を“ざっくり”と把握できる入口調査として最適な分析レポートをわずか2週間以内に提供する。
同社のような業種は日本をはじめ、海外にもないこともあり、新価値創造展への出展では大きく注目を集めた。イノベーションリサーチ社の代表取締役社長である小磯武氏に、新価値創造展をどのように活用したかをうかがった。
サービスを提供するからこそ「わかりやすく」にこだわる
新価値創造展に出展したきっかけとは?
弊社のサービスのターゲットの特性上、事業を展開している方々が集まる場というのが非常に大事になってきます。そこで考えてみたところ、自社サービスをアピールするのに展示会が最適の場だと考えました。しかし、中小企業ゆえ資金面での余裕はなく、安く出展でき、それでいて新しいことを探している方が集まる場を探していました。
新価値創造展への初出展では、その名から色んな方が集まる場であること、出展の中心は中小企業なんだろうなというイメージしか持っていませんでした。弊社のサービスは低価格で提供していることもあり、十分貢献できるのではないかと考えたこともあり、出展を決めました。
いざ出展してみたところ、中小企業はもちろん、大企業で新規事業を展開するという方やベンチャー企業などその幅は広く、かつ新しいことに興味があるという人々が集まっている場でしたので、我々としては非常に良い展示会に巡り会えたと思っています。
弊社のサービスは流行りモノに飛びつくような方向けではなく、地道に新しいことを探していらっしゃる方にすごくフィットするサービスですので、弊社に興味を持っていただける来場者が多数いらっしゃったこともあり、質が良い展示会だなと感じました。

新価値創造展に出展して感じたことは?
先に挙げたベンチャー企業、中小大企業はもちろん、大学の先生方や金融関係者など、とにかく新しいものを探していらっしゃる、もしくは取り組んでいらっしゃる方が業種問わず集まっている展示会ということで、弊社の提供するサービスとうまくマッチングしたように感じます。
展示会に来られる方というのは会社のごく一部の方に限られる場合が多くありますが、一部の方に「こういう会社があるんだな」と知っていただくことをきっかけに、展示会後の口コミで広がりを見せていることもあり、ありがたいなと思っています。最初のきっかけ作りとしては最高の場ですね。
展示会ではどのようにきっかけを作られているのですか?
展示会の場ではシンプルにわかりやすく、お客さまに魅力的なサービスに絞って提供サービスをアピールするようにしています。
弊社のサービスは新価値創造展で出展した「特許分析レポート」しかないように見られがちですが、実際は色々なサービスがあります。詳細を尋ねられればお話しますが、全部出してしまうとお客さまを混乱させかねません。そのため、かなりサービスを絞ってアピールしました。
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インタビューのなかで小磯氏は「出展者として単純に来場者数が多い展示会ほど良い展示会だと思ってしまいがちだが、総来場者数と自分たちのブースに来てくれる数はまったく比例しない」と語っていた。年間を通して多数開催される展示会の中でも新価値創造展は最も重要視する展示会の1つだとし、出会いの機会をしっかりとリピートに繋げるための施策としているそうだ。サービスの良さを端的にわかりやすくアピールする展示会戦略は多くの企業が参考にできるだろう。
公開日:2018年4月4日
企業情報
イノベーションリサーチ株式会社
ビックデータである特許情報を弊社独自のシステムで分析し、特許分析レポートを安価にご提供します。弊社のサービスにより、これまで高額だった特許分析レポートを安価にご提供することが可能になりました。弊社はお客様のイノベーションの加速に貢献します。
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